医療用ウィッグを購入する時に知っておきたいこと
医療用ウィッグのサイズ選びの注意点
医療用ウィッグを購入するときは、価格やデザインに注目しがちになりますが、サイズ選びも慎重に行いましょう。ぴったりとフィットしているウィッグにしないと、見た目が不自然になるだけでなく、つけ心地が悪く、外出中に落ちたりずれたりしたらどうしようといった心配もでてきます。
多くのウィッグメーカーではS・M・Lといったサイズ展開をしていますので、合うサイズを選ぶようにしましょう。医療用ウィッグのサイズは、額の髪の生え際、耳の上、後頭部の付け根(いわゆるぼんの窪と呼ばれる部位)の3点を通るラインを測って算出します。
なお、治療前と治療中、治療後では頭のサイズは変化を見せます。これは治療開始とともに脱毛し、自毛の厚みがなくなるとサイズが小さくなり、治療を終えると再び生えてきてサイズが大きくなるためです。そのためウィッグは調整できるものにする必要があります。
安いものを購入してサイズが合わなくなり、調整できないタイプだったので結局買いなおすことになった、といったトラブルが起きないよう、購入前には、調整できて長く使える品質の物かどうか、しっかり確認するようにしましょう。
医療用ウィッグは必ず毛質を見て決めましょう
副作用によって抜けてしまった髪の毛を、これまでと同じような見た目に整えることができる強い味方が医療用ウィッグです。ウィッグは、簡単に装着できることと、見た目が自然であるために、多くの抗がん剤治療を受けている患者さんに支持されています。大きく分けると、人毛を使用した製品と、人工的に髪の毛を再現した毛を使用している製品に分けることができます。
医療用ウィッグの毛質はなるべく上級のものを使用することが望ましいです。着用している時間を快適に過ごすことができるのは、やはり人毛を使用した製品です。人工的な毛では水分や熱に弱かったり、不自然なツヤが見られたりと、毛質についての物足りなさが感じられるという声が多いものです。
その点において、人毛を使用した高級な医療用ウィッグであれば、より自然なつけ心地と自分の髪の毛と同じようなツヤを手に入れることができます。ヘアアレンジも好みに応じて行うことが可能ですので、スタイルを変えて楽しむのも素敵です。