染色した場合のリスク
染色した場合のリスク
医療用ウィッグを使用している人の中で、染色をして髪の色を変えたいと考える人もいるのではないでしょうか。おしゃれ目的の場合もあるかもしれませんし、医療用ウィッグには人毛が使われていることが多いため、使用し続ける内にどうしても髪の色が明るくなってしまうことがあります。そのため地毛との色の差が大きくなり、付けた時と外した時のギャップが気になるということも多いです。
ですが、医療用ウィッグを自分で染めることはあまりおすすめできません。
医療用ウィッグ自体は染色することは可能ですが、きれいに染まらずムラになったり、ウィッグ自体が傷んでしまうこともあります。その結果、そのウィッグ自体が使用できなくなることもあり、そうなると予備のウィッグを持っていない場合は困った事態に発展します。このようなリスクを十分に念頭に置いた上で、どうしても染めたいと考える人は、一度プロの人に相談してから実行してみることをおすすめします。
医療用ウィッグが絡まる時の上手な対処法とは
医療用ウィッグが絡まってしまう時には一体どんな方法で対処したらよいのでしょうか。焦らず丁寧にブラッシングをすることができます。その際、梳かす部分が金属でできた専用のコームブラシを使うのがお勧めです。とにかくこまめにブラッシングすること、これが医療用ウィッグが絡まるのを予防する最も効果的な方法であると言われています。外出する時にもブラシを持ち歩き、こまめにブラッシングしましょう。
また医療用ウィッグが絡まる時には、専用のシリコンスプレーを使用することもできます。その際はウィッグに直接スプレーをかけるのではなく、ブラシにかけ、そのブラシで梳かすのがポイントです。気になる絡まりも取れて艶も出ると言われています。さらに、ウィッグは乾燥すると摩擦で静電気が起こって絡まりやすくなるものです。そのため、医療用ウィッグをブラッシングする前にオイルスプレーをしておくようにするなら、乾燥を防ぎ静電気の発生を抑えることができます。