医療用ウィッグを購入する時に知っておきたいこと
医療用ウィッグがより自然に見える髪型
医療用ウィッグには、不向きな髪型があります。それは、前髪を全部上げておでこを出す髪型や、耳を出す髪型、分け目を作る髪型です。こうした医療用ウィッグに不向きな髪型にしてしまうと、どうしても自然に見えなくなってしまいます。その為、不向きな髪型を避ける事こそが、最も自然に見える髪型と言えるでしょう。
例えば、前髪やサイドの髪を下ろした髪型は、医療用ウィッグの際が見えにくくなるので、自然に見えます。また、ロングの場合は、ツインテールのような二つ結びのアレンジを楽しみたいと考えるかもしれません。
しかし、二つ結びを行うと髪が二つに引っ張られる分、人工頭皮などが見えてしまいます。その為、アレンジを行う場合は人工頭皮が見えないよう工夫する事が大切です。
そこで、ポニーテールのアレンジを行う場合は、医療用ウィッグの際が見えないよう、後れ毛を残す事で、フェイスラインをカバーするといった工夫を施すようにしましょう。
自然な癖毛をイメージした医療用ウィッグが人気です
がん(悪性新生物)に罹患してしまった患者に対しては、手術や放射線治療、抗がん剤治療に大別されます。特に抗がん剤治療は、がん細胞を抑制するために薬の作用が強く、治療を受ける方に対して大きな副作用が伴います。代表的な副作用として、脱毛があります。毛根などにも影響を及ぼすため、体毛が抜けて行ってしまうのです。
女性にとっては「髪の毛は命」です。脱毛した自分の姿を見ること、見られることは大きな抵抗を伴います。この悩みを解決するのが医療用ウィッグです。以前からある「かつら」とは違い、皮膚への刺激や有害物質の検出などが無いよう、また、耐久性なども加味して平成27年4月には、医療用医療用ウィッグのJIS規格が制定されました。
JIS規格と技術の向上により一見では、ウィッグであることが分からないほど自然な仕上がりとなっています。黒いストレートヘアーでは、重い印象があるため、明るいブラウンの癖毛の医療用ウィッグが人気があります。